年末特集!神棚の大掃除とお神札の交換を順を追って詳しく説明します♪
さぁ、年末です!
今このページをご覧のあなたは、もしかして、おうちに神棚をまつり、初めての年末をお迎えでしょうか?
さて…年末が来たけれど…
「年末の大掃除の仕方は一体どうすればいいの?!わからない!」と、思っていらっしゃるかもしれませんね。
大丈夫ですよ!
神棚をおまつりして来年で5年目のサイト管理人chinoちゃんが、神棚の年末の大掃除の方法をお伝えしましょう。
「神さまに失礼の無いように、神さまに喜んでいただく」ことを判断基準に、chinoちゃんが行っている大掃除の仕方です。
一年間のご守護と後押しに感謝を込めて、神さまが居心地よくおられるように、神棚の周辺を聖域として本格的に清めましょう。
順を追って、これだけは絶対に外せないという部分と、やった方がいいよ♪な推奨部分とをしっかりお伝えしますので、ご参考になさってみてください。^^
御神札のお取替えから大掃除完了までの流れ
chino家では、毎年末に御神札を取り替えます。
御神札のお取替えから、大掃除完了まではザックリと下記のような流れになります。
- 一年ご守護・後押しいただいた御神札に感謝のご挨拶
- 御神札を神社にお返しに伺い、新しい御神札をお受けする
- 新しくお受けした御神札にお入りいただく前に神棚(お宮)を清浄にする
- 新しい御神札にご挨拶
chino家では、12月の22日に鎮守神社、23日に産土神社にうかがい、今までの御神札をお返しし、新しい御神札をお受けして、神棚の大掃除は翌日24日にいたしました。
年末の神棚の大掃除はいつからいつまでにやるべき?!
12月13日頃に行われるすす払いが一年の煤と邪気を祓い、1年の福を司る年神様をお迎えする「正月」の準備を始める正月事始めです。
余裕のある方は、この日あたりから神棚の大掃除に取り掛かるとよいでしょう。
年末は、神棚におられる神さまの他に、年神様もお越しです。
12月29日(苦立て・二重苦)と31日(一夜飾り)を避けた日に、年神様をお迎えするための門松や鏡餅、などのお正月の飾りつけをします。
年神様をお迎えするまでに大掃除を済ませておきましょう。
つまり、28日か30日までに大掃除を済ませたいですね。
それでは、御神札のお取替えから、大掃除完了までを順番にご説明いたしましょう。
一年間の感謝をお伝えして御神札を抜く
まずは何より、今までの御神札と新しい御神札をお取替えする前に(大掃除の前に)今までの御神札に1年間ご守護・後押しいただいた感謝をお伝えします。
御神札をお宮から抜く前に、いつものお供え(米・水・塩)と御神酒を供え、感謝をお伝えします。
「今まで、大いなるご守護と後押しをいただき、誠にありがとうございました!」
しっかりと感謝をお伝えしたら、
「失礼します。」
と一声おかけして、お宮の御扉を開きます。
御神札を抜く際には、御神札に息が直接かかって御神札が穢れないように、マスク(もしくは口に半紙などの紙を挟む)をします。
神棚がきちんと機能しているかどうか、ここでわかります!
お宮の御扉を開いて御神札を抜くとき、日々のお参りがきちんとされていたかチェックできます。
御神札を手にしてみた時、どうでしょうか?
御神札からほわぁっと温かさを感じられたら、その御神札にはちゃんとパワーがありご神霊が宿っています。
日々のお祈りがきちんと神さまに通じている場合には御神札が温かいのです。^^
もしも、御神札がひんやりと冷たく感じられた場合には、お祈り(コミュニケーション)が足りていません。
祈り=(意乗り)が通じるようにしっかりと心をこめて日々のお祈りをいたしましょう。
また、お祈りをすると、合掌した手がビリビリとしたり、真っ赤になったり、ホカホカと暖かくなっていたり、お腹がホカホカとしていたら、きちんと神さまにお祈りが通じています♪
御神札をお宮から抜いたら、白い紙に包んだまま神社にお返しに行き、新しい御神札とお取替えします。
御神札を新たにするタイミングで神棚も新たにするのもグッドですね♪
御神札を神社にお返しに伺い、新しい御神札をお受けする

こちらに、1年間ご守護・後押しをいただいた御神札をお返しします。
「一年間、大いなるご守護・後押しを誠にありがとうございました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!」
拝殿で祈っていると、1年に1度しかうかがわない旦那に歓迎して太鼓が鳴り響きます。
産土の大神さまの愛を感じます。^^
拝殿で感謝をお伝えした後、御神札を古神符納札所に納めます。
新しい御神札は天照大神様の神宮大麻とセットでお受けしました。
年末の神棚の本格的なお掃除
さぁいよいよ、新しい御神札にお入りいただく前の大掃除です。
神道は祓い清めに始まり、祓い清めで終わります。
神さまは何よりも穢れを嫌います。
まず、神棚のあるお部屋を清めてから、神棚のお掃除に入ります。
その前に自分自身も祓い清めておきましょう。
通常、神社の手水同様に手と口をすすぎますが、粗塩と清酒を入れたお風呂で全身を清めると、なお、よろしいですね。^^
自分の中で「よし!穢れなし!」と思うことが大切かと思います。
用意するもの

- 神棚専用のハタキ
- 神棚専用に新しいフキン(タオル) 2枚(水拭き用と乾拭き用)
- 清明水(せいめいすい)に浸した清め用榊
・清酒:1・塩:1・水:5の割合で混ぜたもの
(塩は化合物でない粗塩を)
※清明水は、陰陽師の安倍晴明(あべのせいめい)が神事に使用していたとされるもので、祓い清めに最強です。
・清酒:1・塩:1・水:5の割合で混ぜたものでつくります。
(※塩は化合物でない粗塩を)
フライパンでカラカラに炒った粗塩を用意すると、なお良いでしょう。
火(カ)と水(ミ)で神(かみ)になるからです。
神棚の本格的お掃除の手順
- 手と口をすすぎ、身を清めます。
神域となる神棚の前では、神社での手水での清めと同様手と口をすすぎ、穢れや邪気を祓い清めます。
- 二拝二拍手一拝
- 禊祓詞(みそぎはらえのことば)の祝詞※を奏上し場を清めます。
- 「これからお掃除いたします。もしもご無礼がありましたらお許しください。失礼いたします。」
と、お部屋全体にも一声お声掛けします。 - 神棚のあるお部屋全体を掃除します。
- 床を掃いたら、清明水を浸した清め用の榊をパッパと振り、床に清明水を降りまきます。
※その際、後にお宮を浄めるために榊を使用しますので、榊は床面につかないように振ります。
※絨毯の場合は後でベタベタになってしまうので清明水は撒きません。代わりに掃除の前に部屋の四隅に盛塩を置いておき、時間をおいてお塩に邪気を吸ってもらっておいてから掃除をします。 - 床に降りまいた清明水を固く絞った雑巾で拭き清めます。
- マスクをしてお宮に息がかかわらないようにします。
(半紙を口に挟むという方法もあります)
人間の息は穢れの象徴とされていますので、お宮に直接息がかからないようにします。 - 神棚にまつっている神具を机や台の上に丁寧に降ろします。
chino家の神棚の場合は、壁掛け式の箱宮ですので御扉のみを外します。
人間より上位である神さまのお住まいであるお宮や神具類を、人間が立っている床に置きません。
やむおえず床に置く場合には、白い紙などを敷きその上に置きます。 - 棚板や神具の埃をハタキで払います。
- 清め用の榊を清明水(せいめいすい)に浸し、パッパとよく水切りした榊で、神棚、お宮などをパチパチと叩き清めます。
榊をもちながら、「とってもありがたい祓戸の大神、祓ひ給へ清め給へ」と繰り返すといいでしょう。
一度ペシペシ叩き出した榊の葉の部分は、絶対に触らないようにしましょう。
抜け落ちた葉も、直接素手では触りません。使用後の榊は燃えるゴミの日に処分します。神棚に飾ったりしちゃダメですよ!
おまつりする榊は、別途用意しましょう。 - 神棚専用のキレイなフキンに清明水を浸し水気を固くきっちり絞り、神棚とお宮をくまなく丁寧に拭き上げます。
- カビが発生しないように、しっかりとすべて丁寧に拭き上げたら、最後に乾拭きで丹念に拭き上げます。
- 元の通りにお宮を戻し神棚に神具類を戻し整えます。
- 神棚へ神さまにお入りいただきます。
新しい御神札は新しいご神気に満ちていてホワッと温かいです!^^
御神札が並ぶと御神気が一気に感じられますっ!!
- お供え(米、酒・塩・水)をお供えします。
産土の大神さまの土地の地酒とお菓子もお供えします。
お供えもまた、「神さまに喜んでいただきたい」という気持ちが大切です♪ - 御扉を開けたまま、神棚拝詞を奏上します。
御扉は普段は閉めておきましょう。
【神棚拝詞(かみだなはいし)】
此(こ)れの神床(かむどこ)に坐(ま)す 掛(か)けまくも畏(かしこ)き 天照大御神(あまてらすおおみかみ) 産土大神等(うぶすなのおおかみたち)の大前を拝(おろが)み奉(まつ)りて 恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まお)さく 大神等(おおかみたち)の広き厚き御恵(みめぐみ)を辱(かたじけな)み奉(まつ)り 高き尊き神教(みおしえ)のまにまに 直き正しき真心もちて 誠の道に違(たが)うことなく 負ひ持つ業(わざ)に励ましめ給ひ 家門(いえかど)高く 身健やかに 世のため人のために尽さしめ給へと 恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まお)す
高天原(たかまのはら)に神(かむ)づまり坐(ま)す 神魯岐(かむろぎ) 神魯美(かむろみ)の命(みこと)もちて 皇御祖神(すめみおやかむ) 伊邪那岐大神(いざなぎのおほかみ)筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘の小門(おど)の阿波岐原(あはぎはら)に 禊祓い給ひし(みそぎはらひたまひし)時に 生れ坐せる(あれませる)祓戸(はらへど)の大神等(おほかみたち) 諸々の禍事罪穢れ(まがごとつみけがれ)あらむをば 祓へ給ひ清め給へと白(まお)す事の由(よし)を 天津神(あまつかみ)国津神(くにつかみ)八百万神等共(やおよろずのかみたちとも)に 聞食(きこしめ)せと恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まお)す

chino家の猫も神さまのお部屋(神棚のある部屋をそう呼んでいます)が大好き。
祝詞を神妙に聞いています。^^
神棚にはまだ神さまはおられませんが、神さまのお住まいであるお宮とお部屋全体を浄める・お部屋に聞かせする意図で流します。
同時にお香を炊きます。
清めるためになんでもやる!という気持ちです。
普段の掃除中でもお香を炊き、祝詞のCDをかけて、祓い清めパワーを倍増させています。^^
※実際に愛聴しているのは産土祝詞なども収録されているCDです。ご紹介しているものとは別のものです。
御神札は初詣でお受けするつもりだけど?という場合には…
「御神札は年末じゃなくて、初詣でお受けするんですが。」という方も多くいらっしゃるでしょう。
その場合には、大掃除を終えてから初詣に伺うまで、もう一度お宮にお入りいただく形で構わないでしょう。

「日頃信仰している神社の御神札を毎年正月新しくお受けしてまつる。」
今日、今年初めてのご挨拶にうかがった鎮守神社で頂戴した神社暦には、上記のように記載されてありましたので、追記しておきます。(2019.1.11)
chino家の場合は、旦那の産土神社が現住まいから遠いので、頻繁にうかがうことも叶わず年末にお受けしています。
今年のお礼、今年のうちに!!
「今年の汚れ、今年のうちに」
というCMがあったのをご存じの方はいらっしゃいますか?^^
神社へのお礼も、できれば年内に感謝をお伝えし、スッキリとした気持ちで新しい年をお迎えしましょう♪
「初詣よりも年末参りにうかがって、神さまに1年間の感謝をお伝えしたほうがいいですよ!」
と、ある方から教わって10年以上経ちます。
初詣は普段は神社に行かれない方、1年の内初詣しか参拝されない方も多くいらっしゃって混雑しますし、落ち着いて祈れないので、確かにゆっくりと神さまに向き合えるのは年末の方がよいと思い、それ以来は年末参りを欠かしません。
初詣も、三が日以内にしなくてはいけないというものでもありません。
何も混雑している時に行かなくてもいいのです。
年末参りをchinoちゃんはオススメします。^^
おわりに
おうちに神棚をまつって初めての年末だけど…
・年末の大掃除の仕方は一体どうすればいいの?!わからない!
という方のために、chinoちゃんちの大掃除の仕方などをお伝えいたしました。
年末の大掃除で穢れを一掃し、新しい御神札と共に、新しい一年をパワフルにお迎えしていただければ幸いです。
あなたにたくさんの福がありますように…♪
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