神棚をおまつりして来年で8年目、おうちパワースポット化計画実行中のサイト管理人chinoちゃんです。
「初めておうちに神棚をまつったけど…」
さて、
● 神棚はどうやってお手入れすればいいの?
●失礼のないように掃除するには?
●年末の掃除の仕方は?
●お神札って、毎年新しくするもの?
●今までのお神札はどうすればいいの?
などなど、フツフツと疑問がわいたりすることもあるかと思います。
そんなあなたに向けて、chinoちゃん自身が悩んだり迷った点を踏まえ、神棚掃除の基本から暮れの徹底お手入れ方法までをお伝えします。
正しいお掃除・お手入れで神さまに喜んでいただきましょう!
神棚のお手入れ
神道は祓い清めに始まり、祓い清めで終わります。
神さまは何よりも穢れを嫌います。
神さまが居心地よくおられるように、神棚の周辺を聖域として常に清浄に保ちましょう。
普段のお掃除は、気が付いた時に出来る範囲で、本格的なお掃除は、6月と12月の年に2回、神社で大祓(おおはらえ)という罪や穢れを祓い清める神事が行われるタイミングに合わせるとよいでしょう。
心身に積もり積もった罪穢れや、降りかかる厄災を祓い清めて、無病息災を願う神事です。
紙製の人形:ひとがた(形代:かたしろ)に自らの罪穢れを移し祓っていただいたり、茅の輪くぐりなどで心身を清めたりします。
●6月の夏越しの祓
新年から半年間分の節目の日、6月の末に行います。
●12月の年越しの祓
一年分の心身に積もった罪穢れを年末に祓います。
神棚のふだんのお掃除
普段のお掃除では、埃を払い、乾拭きをサッとする程度です。
用意するもの
- 未使用のハタキ
- 真っ新な未使用のフキン
ハタキとフキン、いずれも神棚専用に新調します。今後、神棚以外では使用しません。
神棚の普段のお掃除手順
- 手と口をすすぎ清めます。
神域となる神棚の前では、神社での手水での清めと同様手と口をすすぎ、穢れや邪気を祓い清めます。
- 二拝二拍手一拝
「これからお掃除いたします。もしもご無礼がありましたらお許しください。失礼いたします。」
と、神さまに一声お声掛けします。 - マスクをしたり白い紙を口に挟んだりして、神棚に息がかかわらないようにします。
人間の息は穢れの象徴とされていますので、失礼のないようにします。
- 神棚にまつっている神具を机や台の上に丁寧に降ろします。
人間より上位である神さまのお住まいであるお宮や神具類を、人間が立っている床に置きません。
やむおえず床に置く場合には、白い紙などを敷き、その上に置きます。 - お宮と棚板の埃をハタキで払います。
- 専用のフキンで棚板をサッと乾拭きします。
水気がカビ、汚れ、ゆがみなどの原因になるため、普段の掃除では乾拭きのみにします。
- 一声おかけしてから扉を開き、中の状態を確認します。
時々でいいので扉の中を確認しましょう。
ずっと締め切ったままで、G(ゴの字)の棲み処になりフンだらけだった!という身震いするような話を時々聞きますので…!(>_<)
神棚の年2回のお手入れ
年に2回の大祓に合わせたお掃除は、棚板の全てを降ろし、お宮のお神札を抜いて本格的に清めます。
年末でお神札をお取替えするときには、最後のお神札のおまつりになるので、先にお供えを上げ、念入りにお礼申し上げます。
用意するもの
- 神棚専用のハタキ
- 神棚専用のフキン 2枚(水拭き用と乾拭き用)
- お神札を包む白い紙(半紙)
- 清明水(せいめいすい)
・清酒:1・塩:1・水:5の割合で混ぜたもの
(※塩は化合物でない粗塩を)
フライパンでカラカラに炒った粗塩を用意すると、なお良いでしょう。
火(カ)と水(ミ)で神(かみ)になるからです。 - 清め用の榊
神棚の本格的お掃除の手順
- 手と口をすすぎ清めます。
神域となる神棚の前では、神社での手水での清めと同様手と口をすすぎ、穢れや邪気を祓い清めます。
※chinoちゃんは、塩と清酒入りのお風呂に入り祓い清めています。神社参拝時も同様に、塩と清酒のお風呂に入ります。 - 二拝二拍手一拝
「これからお掃除いたします。もしもご無礼がありましたらお許しください。失礼いたします。」
と、神さまに一声お声掛けします。 - マスクをして神棚に息がかかわらないようにします。
人間の息は穢れの象徴とされていますので、失礼の無いようにマスクをします。
- 神棚にまつっている神具を机や台の上に丁寧に降ろします。
人間より上位である神さまのお住まいであるお宮や神具類を、人間が立っている床に置きません。
やむおえず床に置く場合には、白い紙などを敷き、その上に置きます。 - 棚板や神具の埃をハタキで払います。
- 「失礼します。」と一声おかけしてからお宮の扉を開き、お神札を抜いて半紙等の白い紙に包んでおきます。
お神札をお宮から抜いたら、白い紙に包んだまま神社にお返しに行き、新しいお神札とお取替えします。
6月の夏越しの大祓の時期は、清浄になったお宮にお神札を再び納めます。
12月の大祓の時期で、新たなお神札と取り換えられる場合には、先にご挨拶とお供えをします。
「今まで大いなるご守護と後押しをいただき、誠にありがとうございました!」と、感謝のあとにお掃除をしましょう。 - 清め用の榊を清明水(せいめいすい)※に浸し、パッパとよく水切りした榊で、神棚、お宮などをパチパチと叩き清めます。
榊をもちながら、「祓ひ給へ清め給へ」と繰り返すといいでしょう。
- 神棚専用のキレイなフキンに清明水※を浸し水気を固く絞り、神棚とお宮をくまなく丁寧に拭き上げます。
- カビが発生しないよう、しっかりとすべて丁寧に拭き上げたら、最後に乾拭きで仕上げます。
- 元の通りにお宮を戻し神棚に神具類を戻し整えます。
- お供え(米、酒・塩・水)を新しくお供えします。
※清明水は、陰陽師の安倍晴明(あべのせいめい)が神事に使用していたとされるもので、祓い清めに最強です。
・清酒:1・塩:1・水:5の割合で混ぜたものでつくります。(塩は化合物でない粗塩を)
一度ペシペシ叩き出した榊の葉の部分は、絶対に触らないようにしましょう。
抜け落ちた葉も、直接素手では触りません。
使用後の榊は燃えるゴミの日に処分します。神棚に飾ったりしちゃダメですよ!
おまつりする榊は、別途用意しましょう。
神棚の掃除中はお香を炊き、祝詞のCDをかけて、祓い清めパワーも倍増です。
(2023/11/28 19:05:24時点 Amazon調べ-詳細)
※実際に愛聴しているのは産土祝詞なども収録されているCDで上でご紹介しているものとは別のものです。
神棚の年末の掃除は具体的にはいつまでにすればいい?
神棚をキレイに掃除してからお正月の飾りをしますので、飾りつけをする前には、お掃除を済ませておかなくてはなりませんね。
お正月の飾りつけをするのに、気をつけなくてはいけない日があります。
お正月の飾りつけを避ける日
・12月29日=二重苦となる
・12月31日=一夜飾りとなる
です。
したがって、お掃除に最適な日は、正月事始めと言われる12月13日のすす払いの頃から12月28日までの間となります。
また、お神札を新しくお受けしておまつりしたい人で、なおかつ、お神札をおまつりするお日柄も気にする方は、「大安」にお神札をおまつりできるスケジュールでお掃除をしましょう。
お正月飾りは日が限られていますが、お神札に関しては、基本、年中いつお返し・いつお受けしてもいいものです。
ただ、年末にお迎えするなら、大掃除・お正月飾りと同時にするとより清々しく気も改まるのでおすすめです。
2023年12月の大安はいつ?
2023年のすす払い以降の大安の日は、12月13日(水)、12月19日(火)、12月25日(月)です。
13日、31日も大安ですが、13日がすす払いなので忙しすぎますし、大晦日に大掃除をしたのでは、お正月飾りが一夜飾りになってしまいます。
つまり、12月19日(火)の大安に新しいお神札をおまつりしたい人は19日までに大掃除をすませ、12月25日(月)の大安におまつりしたい人は25日までに大掃除をしておくということですね。
まあ、現実的には、25日の大安以降ですよね…。
chino家は大安にこだわらず、28日に大掃除、29日に産土神社(遠方)参拝、30日にお飾りと新しいお神札をおまつり…という感じになると思います。
あまり早く出向いても、お飾りの市が立たないからです。(夫が自分が生まれた地のお飾りにこだわっているので)
神棚がきちんと機能しているかどうかわかります!
お掃除をする時は、日々のお参りがきちんとされているかのチェックにもなります。
扉を開いてお神札に手をかざしてみた時、または、お宮からお神札を抜いて手にしてみた時、どうでしょう?
お神札からほわぁっと温かさを感じられたら、そのお神札にはちゃんとパワーがありご神霊が宿っています。
そのような場合には、日々のお祈りがきちんと神さまに通じています。^^
もしも、お神札がひんやりと冷たく感じられた場合には、お祈り(コミュニケーション)が足りていません。

がんばりましょう!
お神札って、毎年交換するもの?
さて、お神札は毎年交換しなくちゃいけないのかと、疑問に思われる方もいらっしゃいますでしょう。
江戸時代の神道指導書には
「お神札は毎年交換する家が多いが、代々大切にしてる家もある。どちらも正しい」
と明記されているようです。
愛着があって手放せないという方のご意見も一理ありますね。
しかし、神宮大麻のしおりには、「お神札は毎年取り替えて、新しい年を迎えてください。」と記してあります。
新年を迎えて、気持ちが新たになるように、お神札を新しくすることは、神さまが新たな御ちからでわたしたちをお守りくださるということなのです。とのことです。

chinoちゃんは、お神札は毎年交換する派です。
神道は、”穢れを嫌い清浄を第一”としています。
神棚は常に清浄である上に、ご神霊の生命力にあふれていることも重要です。
お神札を新しく取り替えることでご神霊の生命を若返らせ、さらなるご加護を願うという考えは、古来より日本に伝わる産霊(むすび)の信仰によるものです。
chino家は産土(うぶすな)信仰をしており、神棚には旦那の産土神社と鎮守神社のお神札をおまつりしています。
年に1度、住まいから離れた産土神社に参拝にうかがいたいという理由も大きいです。
実は、chinoちゃんがせっせと毎日神棚で拝むよりも、産土の大神さまにとっては、産子である旦那が参拝してくれることの方がず~っと嬉しいようです。^^
年に1度しかおうかがいできないのですが、神さまの歓迎感を半端なく感じますっ!
年末で時期が時期というのもありますが、旦那が拝殿で祈っている間中、ご祈祷の太鼓や祝詞が、もぉひっきりなしなのです。
(境内、特に拝殿前にいるタイミングで太鼓が鳴ったり、祈祷が始まったり、結婚式の祝言があったりするのは、神さまに歓迎されている印とされています)
「あらら、すごいね~!神さまがすごい喜んで歓迎してくださってるね!」
と興奮気味に言っても
「そうお?」
と、旦那はいたって呑気なものですが。^^
摂社、末社も一社ずつ丁寧に参拝して(産土の大神さまは、御本殿に鎮座される主祭神とは限らないので)まわるのですが、御本殿以外の社をお参りする方が少ないのでしょうか、ものすごい喜ばれて拝殿からぶわっと熱風が吹いて来たりします(笑)
ですので、ご自宅に神棚があっても、神社にも足を運ぶのが吉。^^
そういう意味でも、年に1度、お神札をお返しに行かれることをオススメします。
そろそろ神棚も新しくしようかな?と思ったら…
ものすごくご守護・後押しをしていただいたと感じた年は…
もしも、毎年お神札を替えない派の人でも、ものすごく神さまにご尽力いただいたなぁと感じた年には、新しいお神札をお受けしましょう♪
例えば、chino家の場合には、数年前に実の姉がステージⅣの癌だったのですが、その年には本当にたくさんのおかげをいただきました。
旦那の産土神社と姉の鎮守神社が同じ神社なので、旦那の産土の大神さまには、旦那のことと、姉のことも思いっきりお願いをしていました。
おかげ様で姉は、丸1日はかかるだろう、もしかしたら、状態によっては人工肛門になるかも知れない…?と言われていた手術を昼前にはサクッと終了、その半年後に無事に治療終了となりました。(それから術後7年半が経ち、今も元気に暮らしています。2023年10月現在)
やはり、特別にご加護をいただいたときは、お神札のパワーも精いっぱい出し尽くされてお疲れだと思うので、十分にお礼をお伝えしお返しするのがよろしいかなと。
そうして、また、御神威を新たにされたお神札でご守護・後押しをいただきましょう!
今までのお神札はどうすればいいの?
今までのお神札はお受けした神社にお納めしましょう。
大きな神社では、常時古神符納札所を設けている神社が多いですし、年末年始になりますと、臨時で古神符納札所を設けている神社が多いです。
ですので、年末がお神札をお返しし、新たにお受けするのに最適な時期かと思います。
「お受けした神社に行けない方は近くの神社でかまいません。」
と、一般的には言っています。
が!
そもそも、ご縁のある神社の神さまをおまつりするのが、神棚の基本であると思っているので、1度きりでなかなかうかがえない、うかがう気がない神社でお神札をお受けするのは、いかがなもの?!
と、chinoちゃん自身は考えます。
お神札の交換や、年末の大掃除の手順を詳しく説明しています。
https://nouvelles.link/1804
おわりに
初めておうちに神棚をまつったけど…
・神棚のふだんの掃除の仕方は?
・本格的な掃除の仕方は?
・お神札って、毎年新しくするもの?
・今までのお神札はどうすればいいの?
等々…chinoちゃんちの掃除の仕方などをお伝えいたしました。
神道は祓い清めに始まり、祓い清めで終わります。
・穢れを嫌う神さまのためにいつも清潔を心がける
・居心地いいおうちだな~とくつろいでいただけるように心がける
これにつきます。
日々のコミュニケーションの一環として、失礼の無いように愛情をこめてお手入れをすれば、特に難しいこともないことはおわかりいただけたかと思います。
神さまのための毎日の行いが、実はぜんぶ自分のためになっていることに気づくことでしょう。
神棚を日々整えることで、自分が自分をどんどん好きになっていくというミラクルメリットもありますよ!
正しいお掃除でおうちをしっかり祓い清め、福をたくさん呼びこみましょう♪